存在感を放つ　胸腸肋筋（きょうちょうろくきん）

こんにちは。

千葉県木更津市 スウェディッシュサロンゆるり間 セラピストの松井まなえです。

当サロンでは、解剖生理学に基づき、浅い筋肉から徐々に深い筋肉をゆるめていくオイルトリートメント「スウェディッシュマッサージ」を中心に行っています。

紫陽花が、ここのところ一気に色づいてきました。

色もかたちも豊富で、どれも美しいですね。

先月中旬に梅雨入りした近畿、東海地方に続き、関東地方の梅雨入りももうすぐでしょうか？

ちなみに、平年は6月7日頃、昨年は6月11日頃が関東地方の梅雨入り。

が、週間天気予報を見ると、雨マークは一日のみです。
長雨の時期はもう少し先になるのでしょうか？

定期的に通ってくださっているお客様の施術でのことです。

これまで、様々なお体の状態を目の当たりにしてきていますが、今回、初めての感覚がありました。

脊柱起立筋の筋線維に対して直角に圧を入れると（クロスファイバー・ストロークと言います）、連動して浮き出る筋肉があります。
その筋肉は、圧を入れている箇所から少し離れています。

気になります。

何筋なのか？
どういった状況で起きる現象なのか？

調べてみたところ、どうやら胸腸肋筋（きょうちょうろくきん）のようです。

「強く収縮している場合、肩甲骨下角付近のクロスファイバー・ストロークにより識別が可能になる筋肉」
という、筋解剖学の本の記載に合致します。

「座りっぱなしの状態が続くことで張ってしまう」
という解説も、お客様の多忙な日々のご様子に当てはまります。
カウンセリングの際、
「ここのところずっと忙しくて、残業、休日出勤続き。今日は久々の休み」
とおっしゃっていました。

カチカチ

お客様に、胸腸肋筋の強い収縮が起きている状況、考えられる原因をご説明しました。
その上で、上半身を横に曲げるストレッチを提案します。

翌日、お客様よりストレッチを試してみた感想が寄せられました。
「最近、こういう動きを全くしていなかったことに気が付いた」
「伸ばしてみることで、背中が縮こまっていたことを実感した」

ふわふわ

セラピストとして、たいへん嬉しい瞬間です。

サロンのご利用でこそ体感していただけることは色々あります。

ただ、施術の効果は（残念ながら）ずっと持続するわけではありません。
また、セラピストが毎日施術することは不可能です。

ご自身の体の使い方のクセを知ったり、何が負担になっているのか原因を考え、痛みの予防や辛さの軽減のための方法を、セラピストと一緒に探っていきましょう。

快適な日常を送るためには、ご自身のお身体に注意を向けることが大切です。
ご自分のお身体とはこれまで、そしてこれからの長い付き合いです。
決して替えがききません。

ゆるり間は・・・
ゆるりとした時間、空間です。
同時に、お身体にじっくりと向き合う時間、空間でもあります。

今回はここまでです。またお会いしましょう。

千葉県木更津市スウェディッシュサロンゆるり間セラピストの松井まなえでした。